東京・表参道のCIBONEにて 小林徹也展が開催されます
愛知県瀬戸市で作陶する小林徹也のCIBONE初個展を開催いたします。
彼の前職はレタッチャーと言うデジタルの世界に身を置き、陶芸というプリミティブなものづくりとは相対する領域にいました。
画面上の手に触れることのないものと対峙し、編集、検証を行う、というスキーム的、現代的な仕事から、現在の物質的行為である陶芸においての共通点は非常に興味深く感じられます。
まず、彼は製作の工程やその作業、あり方を”レイヤー”と表現します。
まさにPhotoshopなどで使う専門用語でもあり、あまり陶芸の領域では使わない言葉かもしれません。
しかし、そのレイヤー / 階層、重ねると言った行為は、確かに彼の作品と紐付き、その魅力の要素であることが複雑に計算されたその作品に触れることで感じられるでしょう。
土、白化粧、そして釉薬、その一つ一つの階層において小林は直感と検証を繰り返しながら編集を行います。
色、質感、表情においてわずかな”ずらし”を、それぞれの階層に込め、互換性を持たせていく作業を土という不確定要素のノイズが秘められたキャンバスに描いているのです。
自身の美の理想に限りなく近づけるために制作された約700点を超える作品をどうぞお楽しみください。
階層する手
Tetsuya Kobayashi
2025年7月26日(土)- 8月11日(月)
CIBONE (表参道)
住所 東京都渋谷区神宮前5丁目10−1 GYRE B1F
作家在廊日:2025年7月26日(土)
企画プロデュース:祥見知生(うつわ祥見 KAMAKURA)
Photo:大社優子
※ 7月26日(土)、7月27日(日)はご購入・展示スペースへのご入場は、事前抽選にてご予約を承ります。
CIBONE オフィシャルサイトやSNSをご確認ください。
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