中国・上海にて小野象平展が開催されます

中国・上海にて小野象平展が開催されます

高知で作陶する小野象平の個展が、上海のennen.にて開催されます。

小野象平は、鯉江良二氏に師事した後、2014 年父である陶芸家小野哲平氏に師事し、 独立後は、自ら山で原土を採掘し、木を燃やし灰釉も自ら作り作品作りに向き合っている。 土と釉薬、そして幾度となく加わる熱との自然の化学反応を研究し、 独自の表現で作品を生み出している。 

複数回本焼きを繰り返すことによって土の中の鉄分が表面に滲み出し、 釉薬と混ざり合い一つ一つの作品に更に深い色合いが生まれる。 その深い色合いに重なるように、美しく透明度の高いガラス質を纏った作品が現れる。 

焼成を繰り返すこの方法は、リスクが高いため避けられることも多い。 しかし彼は敢えてその手法に取り組み、熱の入れ方ひとつで刻々と変わる作品の表情に情熱を持ち、 使い手が使いやすい強度の高いうつわを作り続けている。 そのため、彼の作品には他にはない奥深い美しさと力強さが感じられると同時に、 手に持った時の心地よい重みが、使い手をやさしく受け入れ、うつわを使う楽しさを教えてくれる。 

今回の個展では、新作作品、白銀作品を含め、 力強い手から生み出される、繊細で奥深い色合いが溶け合う美しい作品を一堂に紹介します。

小野象平展

会期:2025年7月5日(土)-7月20日(日)

時間:13:00-19:00

会場:ennen.

住所:上海市徐汇区衡山路8号 210B

210B No.8 HENGSHAN ROAD, Xuhui District, Shanghai, China

企画協力 うつわ祥見KAMAKURA