青木亮作品集『AOKI Ryo』刊行のお知らせ

 

陶芸家・青木亮氏は、粉引、刷毛目を中心に、焼締、白釉、鉄釉など、多彩な表現の焼きものに取り組みました。生前、作家は、気に入った作品を手元にいくつか残して、いずれ販売を目的としない作品展の開催を希望しておりました。没後15年となる今年・2020年3月、陶芸を学んだ瀬戸の地、愛知県陶磁美術館ギャラリーでの「青木亮 Aoki Ryo」展の開催を機に『青木亮 Aoki Ryo』が発刊されます。

3年にわたり、奥様の青木祥子さんのご協力のもと、工房に残されている作品を撮影し、葛西薫氏デザインによる作品集が完成いたしました。掲載作品は、3月愛知県陶磁美術館ギャラリーでの「青木亮 Aoki Ryo」展にて展示されます。

 

青木亮作品集『AOKI Ryo』

ブックデザイン/葛西薫、都築陽

企画・構成/ 祥見知生

撮影/西部裕介

プリンティングディレクター /熊倉桂三(株式会社山田写真製版所)

年譜作成/井上有紀

印刷/株式会社山田写真製版所

刊行/株式会社ADP(ADP Company | Art Design Publishing)https://ad-publish.com/yotei.html

 

書籍タイトル:『AOKI Ryo』

発刊:2020年3月4日
定価:本体 5,000円+税

体裁:天地270ミリ×左右210ミリ、ソフトカバー・ジャケット装

頁数:204頁 作品頁:175頁(フルカラー)、

言語:和・英併記

 

青木亮 略歴

1953年 神奈川県生まれ

1978年 創形美術学校版画課研究科卒業

1977年 美術家として初個展

1985年 愛知県立窯業訓練校卒業

1985年 山梨県大月市笹子町に工房を作り、作陶

1989年 神奈川県津久井郡藤野町に工房を移転、以後、陶芸家として数多くの個展を開催

1997年 穴窯を制作、初窯焼成

2003年 登り窯完成、初窯焼成

以後、2005年まで登り窯4回焼成

2005年 個展準備中に倒れ、ウイルス性脳炎のため急逝

2020年 青木亮作品集『AOKI Ryo』刊行